GREETING 会長挨拶

「一蓮托笑」~仲間と共に前へ~
 平成25年度の会長職拝命から10年、再度、令和5年度高砂商工会議所青年部(以下、高砂YEG)第31代目の会長を務めさせていただくことになりました。今改めて「綱領」「指針」の意義を自分なりに解釈し、諸先輩方の紡いでこられた高砂YEGを承継し、未来へつないでいくことを責務とし努めて参ります。
 2020年から世界を揺るがせてきた新型コロナウイルスは、3年を経てなお終息せず、人々の健康、生活、社会、経済に大きな影響を与えております。とは言え、重症化リスクが低減傾向となった令和5年度は、ウイルスとの共存に対する考え方がこれまで以上に「個々」で異なってくるのではないかと考えます。しかしながらどのような状況においても「共に」力を合わせ、創意と工夫をもって時代を切り拓く、未来への一歩を踏み出します。
 本年度は『一蓮托笑 ~仲間と共に前へ~』をスローガンに掲げ活動いたします。高砂YEG40周年という節目の年が翌年に迫り、令和7年度には兵庫県商工会議所青年部連合会(以下、兵庫YEG)の主管として、兵庫YEG会長の輩出及び兵庫YEG会員大会高砂大会の開催が控えております。本年度を高砂YEGの今後の基盤を作る年度と捉え、共に笑えるよう、盛り上げられるように努めます。

 令和3年度から5年度には、第二次世界大戦後の第2次ベビーブームである昭和47年から49年生まれの先輩方の卒業に加えて、今後も長期にわたり見込まれている少子高齢化に伴う会員数の減少は、避ける事が出来ない状況となっております。そのような状況においても、ひとりでも多くの仲間を得ること、皆が事業構築に携わることで、一人ひとりが個性を輝かせ、共に笑いあえる組織を作りたいと思います。
 
 高砂YEGと言えば交流、連携、地域活動であると解釈しております。社会状況にもよりますが、現役メンバーはもちろん、OB・OGとのつながりを深め、諸先輩方の紡いでこられた高砂YEGの伝統を承継したいと思います。また、行政をはじめ、様々な地域活動を行っている多くの他団体とも互いに交流し、まちづくり・地域活性事業においての円滑な連携を図ります。その上で、コロナ禍で様々なことが制限されてしまった市民のため、そして未来を担う子供たちのため、地域の発展と豊かで住みよい郷土づくりに貢献できるような活動を行います。
 
 結びに、商工会議所青年部概要にある通り、基本は、人と人とのつながりです。イベントや会議など、様々な人が集まり互いに協力し合い交流する事で、かけがえのない人間関係を作り上げ、「地域のための活動」を、自己の研鑽につなげ、研鑽を重ねる事で自企業の発展へとつなげる。未来を見据えた行動を積み重ね、共に笑いあえる、豊かで住みよい郷土づくりを目指します。一年間、よろしくお願いいたします。
 
令和5年度会長 上田 真輔